siLife’s blog

へいげんの頭の中

ブログ村へ記事が送れない。

みなさまこんにちは。

今回はping送信でブログ村へ記事を送れない
問題がどうにかならないかな〜と思い記事にしました。


色々調べてるけどなかなか効果がないので
ブログ村へ送れないことを記事にして
反映されるまで待つことにしました。


この記事がブログ村さんへ届きますように。。

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ヒーローとヴィラン#1章 ヴィラン島での出会い2

もう外も真っ暗だ。。

執事の役割をもらった僕はまず寝床に案内された。
寝床といっても馬小屋だが。

「呼び出しがあるまではここにいろっ」

刑務官にそう言われ僕は馬小屋の中に入る。



馬、馬、馬
見渡すかぎり馬がいる中で1人の男の人影が見えた。

「...あなたも捕まったんですか?」

僕が声を上げると、なにも返事は返ってこない。

「無愛想なやつだ」

僕は心の中で呟いた。

声に出して文句を言ってやりたがったが
そんなことをしている暇などない。


人を1人自転車で引いてしまい
相手は軽傷。

なのに過去にヴィランに憧れただけで捕まるなんておかしな話だ。

絶対にここから逃げ出してやる。


僕はここに来る前からそう心に強く誓っていた。

馬小屋に入るなりどうすればこの島からにげだせるか必死に考える。

考えていると先程まで無言だった男が口を開いた。


「お前年は?」

挨拶もなかったのに第一声がそれかよっ

僕はイライラした気持ちを抑えて返事をする。


「17歳だよ。そうゆう君はいくつだよ?」

質問をするとまた相手からは返事がない。

「チッ」

静かな馬小屋の中に男の舌打ちが響いた。


カーッ

僕はついに今までのストレスも相まって
男にキレた。

「おまえよぉいい加減にしろよ!
初めて会ったからって礼儀があるだろうがよ!」

僕が大声で怒鳴ると男は静かにこちらに近づいてきた。


「バンっ」

僕は思い切り男に殴られ宙を飛んだ。

「俺はお前みたいな使えないやつと話すことなんてなにもないんだよ」

「あっちで勝手に死んでろっ」


そう男は呟くと馬小屋の中の芝に寝そべり
そのまま寝てしまった。


「なんてやつと同じ小屋に入れられてしまったんだ」
「何が何でも早く脱出しなければ」

僕は窓から見える大きな月にそう誓って眠りについた。







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ヒーローとヴィラン#1章 ヴィラン島での出会い

「ボーッ」
真っ青な空の中船の汽笛が鳴った。

「ついたぞ。降りろ」

1人の刑務官の声とともにアイマスクを外された。


「眩しい。。」


だいぶ船の中にいたみたいだ。
アイマスクを外した瞬間、陽の光が顔一杯に降りかかる。

目の前に広がった景色はこの世のものとも思えない地獄のような島の姿だった。


目の前には血だらけで働いている囚人。
そしてその側で力尽きている囚人の姿があった。


パッとみただけでも死体が6人。

すごい臭いだ。


「ドンッ」
「早く降りろっ!」

目の前に広がる景色に怯んでいた僕に
刑務官は容赦なく蹴りを一発入れ船から蹴落とした。

「これからお前はこの島の島長のところに行く。早く歩け。」

僕は腕につながれた手錠を引っ張られ
無理やり引っ張られた。


「くそッいつか覚えてろよ」

そう心の中で思い睨んでいるが
見向きもしない刑務官はひたすらに足を進めた。

「こんな時に僕に特殊能力さえあれば、、」



特殊能力は一般的に18歳以降で発言すると言われている。
僕は今17歳。
いつ発現してもおかしくないが、今はなにも力を持たない無能力者だ。


島の中を歩いていても
地獄のような姿はいつまでも変わらない。

「さぁついたぞ」

刑務官の声で僕が上を向くとそこには
地獄のような島には似合わない真っ白な城が一つ立っていた。

扉の中に入り部屋を進んでいく。


大きな扉だ。
一目でこの中に島長がいるのがわかる。


その扉の前でひざまずかされた僕は名前が呼ばれるのをじっと待っていた。



「罪人、黒白迅 入れ。」

僕の名前が呼ばれ大きな扉がギシギシと音を立て開いていく。


扉の先には真ん中に道を開け左右に
大勢の人が集まり道の先には1人の男が座っていた。



男の前で、またひざまずかされた僕は
終身刑の言葉とともにこの島での役割について発表された。


「囚人 黒白迅 貴様にはこの城の執事になってもらう」


僕はこの島では執事の役割に就くようだ。
囚人なのに執事?

そんなに罪も重くなかったのか
外の血だらけの人たちに比べれば楽な仕事に就けたのだろう。


こんな能天気なことを考えいる僕には
これから先この執事という役割が僕の未来を変えていくことを知る由もなかった。

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ヒーローとヴィラン#プロローグ3

 

この世界では罪を犯すと過去の記憶から

罪の重さを決める制度がある。

 

僕は幼い頃ヴィランに憧れていた。

 

その小さな一瞬の気持ちですら

この世界では人生を決めてしまうんだ。

 

裁判が行われ、僕は「ヴィラン認定」を受けてしまった。

 

ヴィラン認定」

裁判でヴィラン認定を受けるとこの先人生において永遠にヴィランとして扱われる。

 

言ってしまえば永遠にヒーローに追われる人生になるということだ。

 

この世界には牢獄というものも存在しない。

なぜならヴィラン認定されたものは皆

ヴィランのみをあつめた島におくられ強制労働を強いられる。

 

じゃあなぜヒーローがこの世に存在するのか、

それは脱島したヴィランを捕まえるためだ。

 

 

 

この世界では18歳を過ぎると皆一応に特殊能力を得る。

 

ヒーローになるものは特別な試験をクリアしたもの。

そして一定以上の特殊能力を持ったものだ。

 

 

そして現在僕は今囚人を運ぶ船の中にいる。

ここから僕のヴィラン人生が始まったんだ。

 

 


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ヒーローとヴィラン#プロローグ2

ー12月6日ー

 

あの日は確か雪が降っていた。

 

分厚いコートを着て家を出た僕は、アルバイトに遅刻しそうで急いで自転車のペダルを回していた。

 

家から自転車で約15分

電車で約30分

 

雪が降っていたが僕は遅刻しそうだったこともあり自転車でアルバイト先に向かっていた。

 

今は18時55分。

アルバイトは19時から。

 

「あの信号を左に曲がれば着くぞっ」

 

僕はペダルを思いっきり踏み込み信号を渡った。

 

「ドンッ」

 

やってしまった。

右からきている女性に気づかなかった。

 

僕は人を引いてしまった。

 

後悔しても後悔してもあの頃の日常には戻れない。

なぜなら僕は

 

 

ヴィランになってしまったから。

 


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ヒーローとヴィラン#プロローグ1

 

ある日僕はヒーローとヴィランが戦っている姿を見た。

 

町を守るヒーロー。

町を破壊するヴィラン

 

僕はあの時、なぜヴィランに憧れを持ってしまったのだろう。

ヴィランに憧れなければこんなことにはならなかったのに。

 

 

 

 


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